2018年4月26日木曜日

ポルトガルで発見。まさに天空の城マルヴァオン



急に色々なポルトガル人から連絡が途絶えたと思いきや、本日は4月25日!!!忘れていた!25 de Abril!ポルトガル人にとってとても大切なカーネーション革命の日でした。やっとイースターが終わって動き始めたと思いきやまたホリデー!!!クリスマスからカーニバル、イースターまでの流れを汲んで仕事をプランしていたので、オーマイガッやってしまった!と思った私たちです。展示会が近いのに・・・

今日は1974年にポルトガルで起きた軍事クーデターで独裁政治を血を流すことなく終わらせた革命の日として、今もポルトガル人の間で歴史的な日とされています。その時のモチーフがカーネーションだったので、カーネーション革命なんですね。その後もリスボンのテージョ川にかかる大きな橋は25 de Abrilと名付けられたり、この日はポルトガル人にとってとても大切にさせられている日なのです。

話は逸れますが、ポルトガルには日付が名前としてついている橋やストリートがたくさんあり、初めて聞いた時にはとても違和感を覚えました。ブラジルに住んでいた時は12月15日通りというストリートに住んでいたし、リスボンの大きな橋は4月25日橋。

日本には独立記念日などがないため、大切な日にちを地名やストリート名としてつけるなんてあまり考えつきませんよね。友人の誕生日が増えたようで覚えるのが大変ですが、その名前を覚えていると、歴史なども一緒に覚えられるのは面白くて良い点です!



そんなこんなで今日も大好きなポルトガルに想いを馳せながらポルトガルの記事を綴って行きたいと思います。前回は乾いた大地アレンテージョを紹介しましたが、アレンテージョはとにかく広い!緑がいっぱいのところももちろんたくさんあります。そんな中、私たちが美味しいものを求めて訪れた町にすごい場所がありました。

まさに天空の城と言っていいマルヴァオン。Marvão


言葉の通り天空の村なのです!元々、ここの近くの生産者を訪れる予定だった私達は、旅の下調べ中にマルヴァオンを発見し、アレンテージョに「天空のお城」があるからいかなければ!とばかり思っていたのですが、着いて様子を見てみると、天空の城というか天空の城を中心とする天空の村になっていました。村の規模はとても小さく、人口は100人少し、建っている建物はほとんどが民家とポウザーダです。

(ポウザーダとは歴史的な建物を改装して作られた宿泊施設。)


マルヴァオンは町自体が岩の上に作られている、という説明を読んで、よく岩の上に村を作ろうと思ったなぁ・・・と思いました。そして恒例の城壁に囲まれています。ポルトガルは本当に色々な不思議な場所や地形がありとあらゆる場所にあるので、つくづく面白いなぁと感心します。私たちが行った時は、すれ違う人もほとんどいなかったくらい町が静かだったので、なんだか本当に宙の上に浮いている場所にいるみたいでした。

古城は町をクネクネと進んでいくと村の一番奥にあり、かなり立派に作られています。


ラピュタを想像させる天空の城。(パズーのお父さんが見たのはこのお城だったのかも・・・)ジブリ研究をしている友人に教えてもらったのですが、パズーの名前もポルトガル語で平和という意味のPAZから取っているらしいですし、その可能性は大いにあり得ますね。笑 

マルヴァオンのすぐ側にはスペインとの国境があるので、昔はここは大切な拠点として考えられていたそうです。


確かに。これだけ見晴らしがいいと納得。


町も一望出来るし、しっかりと全体像を見渡せるので、これならスペインから敵が攻めてきた時も作戦が練れる!こうして町の下を見渡している間は、鳥のさえずりと遠くに走る車の音が静かに響いて聞こえるだけなので、本当に心地良い場所で下界との距離を感じます。


そしてどれくらいスペインの国境まで近いのかな?と思い、国境を超えに行ってみました。島国である日本にとって「国境」というと海を越えなければないのが当たり前なので、こんな風にいとも簡単に目の前に国境が表れると拍子抜けしてしますね。


アメリカからメキシコへの国境やブラジルからパラグアイへの国境なども通っていたので、陸地続きの国境の雰囲気は分かっているつもりでいましたが、ここは本当に素通り。EUに統一される前にあったパスポートコントロールの場所がちょこんとあっただけでした。


今となっては草がボーボーの廃墟。誰もいなかったので少しだけ不気味な雰囲気が漂っていました。近くには小さな団地なような建物が少しあり「なんだろう?」と思い聞いてみると、昔税関で働く人達が住んでいた場所らしいです。


こちらにはまだチラホラと人が住んでいるようでしたが、廃墟となったパスポートコントロールの建物と巨大な岩に囲まれ、小さなアパートメントがポツリポツリとあるという風景は私たちにとっては何とも不思議な絵図でした。


マルヴァオン方向に戻る途中で、今回は仕事の視察のついでに寄ったマルヴァオンでしたが、今度来るときにはマルヴァオンのポウザーダに泊まってゆっくりと1日を村だけで過ごして見たいなぁと思う場所でした。

シーズンに行くと観光客がたくさんいるのかもしれませんが、私たちが行った時は特に人も少なかったため、余計に「天空の城感」が増してなんとも幻想的な村で私たちは大好きになりました。

ちなみにこんな小さな町でも今日は町を挙げて25de Abrilパーティをちゃんとやってますよ。今ポルトガルにいる皆さんはぜひ4月25日フェスティバルに参加してみてくださいね!





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2018年4月20日金曜日

静かな大地でファームステイ



先週紹介したアレンテージョの雰囲気に続き、本日は私たちが宿泊したファームステイの様子をお届けします。

ポルトガルの田舎にはファームの一部を改装して宿泊できるようになっていたりする場所も多く、日本にはあまりない雰囲気を体験できるのでとてもオススメ。


今回の場所はマルヴァオン。このような広大な大地を満喫する田舎ステイを楽しみたい場合は、やはり車が必要になります。しかし、ポルトガルは意外と運転しやすいため、国際免許を取って行けば簡単に色々な穴場が見ることができるのでレンタルカーすることをオススメします!


今回泊まったファームは山の上にあり見晴らしが良く、オーナーがちょっとアートに拘っているというなかなか素敵な穴場スポット。いきなり自分の身長の3倍はあるだろう古木が私たちを迎えてくれました。ドンっ


恐竜みたいにも見えるし、犬みたいにも見えるし、大根?にも見えるしなかなか面白い。こういう巨大アートってあまり見る機会がないので、私たちにとってはとても斬新で、しばらくどこからどうやって持って来たのか2人でディスカッションをしていました。

しかし、ここ重機入れないよね?という結論になり、最後はオーナーに聞いてみると、なんと自分で小さいトラクターで持って来たとか・・・さすが。思考の幅にリミットがない!!

ファーム内は広く少し迷路みたいになっているのですが、昔ファームを管理する人が泊まっていた場所を改装して造った宿泊施設がとてもお洒落で素敵でした。


ファンシーというか豪華ではないのがポルトガルらしくて私たちの心をくすぐります。ファームステイに来て、思いっきりファンシーな宿だったらそれはそれでまた興醒めというか、んん????と思ってしまうと思うので、実に「丁度良い」スタイルの宿泊場所。

中はこんな感じになっていて、やはりシンプルなベットにシンプルなライティングですが、これが田舎のファームに泊まっている感があり、良い味を出していました。


部屋の中もシンプルながら全てオシャレに統一されていて、オーナーの趣味により各部屋のデザインは変えられているらしく、私たちが泊まった部屋には船などの模型や海に関するものがたくさんありました。イメージは大航海時代???

(ここはアレンテージョだけれど・・・笑)


ちょっとしたロビーのような共有スペースもオーナーの趣味関係のものがいっぱい。一点モノの香りがプンプンするところで見ていて飽きません。聞いて見ると、オーナーはスペインの建築家のコンペティションで賞を多くとっているのだとか。なるほど・・・


夜はファームではすることがないので、静か〜な大地と満天の星空を見ながら外でコーヒーを片手に黄昏てから就寝。生活音がないってこんなに静かなんだ・・・と不思議な感覚に陥りました。まさに非日常的なファームステイです。

「なんだか全ての音が大地に吸い込まれて行く感じだね」とずっと満天の星空と乾いた空気を感じながらポルトガルの広大な大地に浸っていました。自然が大好きな私たちとしては、こんな場所に毎週末来れたら良いのに・・・と強く思ったものです。そんなこんなで早目に就寝。


朝になると部屋にブレックファーストが届けられて、自分たちの好きな時間に好きなように食べられるスタイルになっていました。聞こえてくるのは羊飼いの鈴の音、鳥の声、遠〜くに聞こえてくるトラクターの音だけ。なんて爽やかな朝なんだ!!!と思わず言いたくなるような環境の中での朝食。


時差ボケで早く起きてしまった私たちは朝日を見つつ、静かな空と同化していくポルトガルの大地の大きさを感じながら次の日を迎えました。もうアレンテージョのファームステイは本当に感慨無量!!!

日本にいると、国土の70%が山ということもあり田舎に行ってもなかなか「広がる大地」というものには出会うことができないので、ポルトガルに来た際には是非少しアレンテージョまで足を伸ばしてファームステイを体験して欲しいと思います。

アレンテージョの静かな大地、大自然、美味しい食べ物に囲まれて過ごす数日はアナタをもっともっとポルトガルの虜にさせてしまうこと間違いなしです!

2018年4月13日金曜日

乾いたアレンテージョの地



ここのところ、ポルトガルから国を挙げて色々な美味しいものの生産者が日本に来ているので私たちも大忙しです。先日はポルトガルの微発泡ワイン「ヴィーニョベルデ」の試飲会があり、その同じ週にワインアンドグルメと呼ばれる美味しい食の展示会もあり、たくさんのポルトガルの生産者が日本に来ていました。


その時にポルトガルの食べ物がどうしてこんな美味しいのかという話になったので、今日は美味しいものがたくさん作られているポルトガル中南部にあるアレンテージョをご紹介したいと思います。

ポルトガル語で「テージョのかなた」という意味のアレンテージョ。テージョとはテージョ川のことです。前々から色々なものを読んだり見たりしていたので、アレンテージョの意味は知っていたのですが、ここの地を踏んだ時、「彼方」というのはこういう場所に使うんだ・・・と思ったほど感動しました。

まさに「遥か彼方の地」という言葉がピッタリの土地。


この一枚の写真でも伝わるだろう乾いた大地。こんな地平線まで続く大地は日本ではなかなか見られないですよね。乾いた広大な地、惜しみなく降り注ぐ太陽の光、この環境で生き生きと育つから出せる、ポルトガルならではの味がたくさんあるのです。

オリーブオイルから始まり、ドライトマト、マッサデピメンタオンを作り出すパプリカ、たくさんの美味しいものがここでスクスクと育ちます。マッサデピメンタオン(パプリカペースト)は特にアレンテージョの代表調味料でポルトガルの南部では本当にどんなお料理にでもこのマッサが入っています。

お肉にもお合うし、アサリなどのシーフードやお魚にも合うし、隠し味にはもってこいの調味料。私たちはアレンテージョでこの調味料に惚れ込んでしまったので、日本の皆にも食べてもらいたい!と強く思い自分たちで色々と探しに行き、何個か探した後にこれだ!と思うオリジナル商品に出会うことに成功して、去年から輸入を始めました。これ↓


最近ではポルトガル好きの方も増えて、色々な方に「これ美味しいよね!」「これポルトガルで食べた味だ!」「日本でも買えたんだ!」と喜んでもらえることもありますし、ポルトガルを知らない方にも紹介していると「何これ!美味しい!」と感動してもらることも増えてきて嬉しい限りです。この乾いたポルトガルの大地が生み出してくれた産物ですね。

世界の90%のコルクもここで取れるし、所々にオリーブ畑や麦畑も広がっているアレンテージョ。コルクの木には番号が手書きで書かれているので、すぐに分かりますよ。


ポルトガルと言ったらリスボンの坂やポルトのDouro川から広がる風景だとは思うのですが、それと同じくらいの迫力を持つアレンテージョのこの景色。たまりません。


乾いた大地のドライブにそろそろ飽きてきたかな〜?と思う頃に急に町やお城がポコりと出て来たり。ポルトガルはどこまでも私たちの心を色々な角度から刺激してくれます。

ヨーロッパのUNTOUCHEDな部分というのでしょうか、コマーシャライズされていない「自分だけの世界」を見つけ「どこかとてつもなく遠い場所」にいると感じさせてくれるのもここポルトガルの特徴だと思います。


アレンテージョは何もないただの田舎がずーっと広がっている場所という印象を受けるかもしれませんが、所々に町もありますし、素敵なファームもたくさんあるので、実はホリデースポットとしてもオススメです。

ポルトガルのホリデースポット=ビーチだけではなく、大地や緑の中で休息を取りたいという方にはアレンテージョのQUINTAに滞在するファームステイもオススメ。


私たちもアレンテージョでファームステイをしたのですが、とにかく静かな大地と満天の星空とで大自然の中でのステイは、まるで世界から取り残されたかのような感覚に陥り、何にも代えがたい経験ができました。


滞在先のファームホテルといったら豪華に聞こえますが、ペンションのようなところもみなさん気になると思うので、それは次回の記事で紹介したいと思います。

アレンテージョは美味しいものがたくさんあるポルトガルの隠れたホリデースポット。是非皆さんもエナジーチャージしに行ってみてはいかがでしょうか。次回はもっと詳しくアレンテージョのファームでの体験を紹介したいと思います。

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2018年4月6日金曜日

ロイオス教会の壁一面に広がるアズレージョ



エヴォラの歴史は深く、1986年にエヴォラ歴史地区として世界遺産に登録されているため町自体に重みがあり、この町はどこを見ていたも雰囲気があります。パリはよく町自体が美術館なんて言われますが、ここエヴォラも密かに町自体が博物館と言われているほど。



そんなエヴォラで私たちがとっても気になった場所が、小さくてそこまで有名ではないロイオス修道院&教会。有名なディアナ神殿の目の前にあるのですが、小さいため行かずに帰ってしまう人も多いかもしれません。

そんな場所のどこか良いかと言うと・・・ここの教会のアズレージョが傑作なのです。



1485年にジョアン2世の指示によって建てられた教会で、15世紀には完成していたそうですが、その後のあの大地震などの影響で教会のほとんどの部分がダメージを受けてしまい18世紀に入ってから建て直されたようなので、このアズレージョは18世紀のものと見做して良いのでしょうか。ファザードの部分だけは無事残ったそうです。

横には昔の修道院を改装して作られたホテル(ポウザーダ)が隣接されて建っているので、お食事などもテラスで出来るようになっています。


教会の中は一面がアズレージョ!あのポルトのサンベント駅も感動しましたが、ここの迫力もスゴイ。それに今ではサンベント駅は超有名駅なので、数年前とは違い人がごった返してして、スリなどにも気をつけながらアズレージョを見なければなりませんが、ここはほぼ独り占めです。


美しい。アズレージョを描いたのはアントニオ・オリヴェイラ・ベルナーデシュ。公爵家専用の礼拝堂だったので、小さいながらにかなり豪華に装飾されています。ゴールドの使い方もさすが。かなり派手ではありますが、このアズレージョがバランスを取ってくれていて決して嫌らしい感じはしません。ポルトガルの伝統タイルがカラフルではなくて、青と白だけで彩られているのが、また日本人の美的センスとマッチしますね。

そして気になるのが、この絵が何を表しているのか・・・


建て直された時の18世紀に起きていたことなのかな?と最初は思ったのですが、どうやらローマ皇帝の迫害に遭い、殉教したセントローレンスの人生が描かれているようでした。エヴォラはローマ、イスラム、キリスト教の建築物が一緒にある町なので、ここでもその時代の背景が垣間見れたような気分になりました。

後ろにはパイプオルガンもあります。


アズレージョばかりに見とれていると、足元にいきなり小さな人骨堂が登場!!!ここにもあるのか!と少しヒヤっとしました。


人骨は見るたびにドキッとしてしまいます。日本では見ることもないので・・・


 とにかくいろいろな時代と様式が違った建築物が至る場所にあり、町自体に見る場所がたくさんあるエヴォラではこのロイオス教会はスルーされる確実も高い場所ではありますが、アズレージョ好きな方は是非足を運んで見てください。

私たちも次にエヴォラに行くときはここの横の元修道院のポウザーダに泊まってみようかなと思っています。


ロイオス教会&修道院、エヴォラのオススメスポットです。


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今月のポルトガル人気記事【TOP5】

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