2018年3月22日木曜日

16世紀のポルトガルと日本の繋がり【エヴォラ大聖堂】



本日はまたまたちょっとした日本とポルトガルの昔の繋がりをご紹介します。ポルトガルの内陸部で人気の町、アレンテージョの古都エヴォラにスポットを当てました。この町もまた城壁に囲まれていて、古い古い歴史的な町なので小さいながらに注目すべきスポットがたくさんあります!

今回この記事で注目するのが、カテドラルSE(Sé de Évora)で、日本語の記載では「エヴォラ大聖堂」と書かれているのをよく見かけます。正面部分が要塞のようになっているのが特徴だと書いてありました。1988年にユネスコの世界遺産に登録されています。


やはり城壁に囲まれていた町だけあってこのような作りになったのですね。カテドラルは12〜13世紀に建てられているのですが、ポルトガルにはどの町に行っても、毎回このような何世紀も残る建築物に出会うことができ、本当に感動します。

ここの回廊を見るチケットはプラス料金になりますが、ゴシック様式の回廊は見応えがあるので、プラス料金を払ってでも入った方がいい場所だと思います。


大地に降り注ぐアツイ太陽の光の下から教会内へ一歩足を踏み入れるとヒヤっとした空気に包まれ、一気に気持ちがサッと落ちつくカテドラルの回廊。どの町へ行っても、重厚感のある内部に足を踏み入れる度にポルトガルの煌びやかだった時代の面影を感じますが、エヴォラのカテドラルは他よりも迫力がありました。


そして今回なぜここのカテドラルが日本に関係があるかというと、実はここがあの天正遺欧少年使節が派遣されて来た場所だからです。少し前には世界まる見えで放送されたり、雑誌の記事に載せたられたこともあったりで、少しポルトガルをご存知の方はもう聞いたことがある場所かもしれませんね。

天正遺欧少年使節の4人は1584年9月8日にエヴォラに到着したそうですが、ここで何を思ったのか・・・。当時、日本からここまで来るのには約2年かかったそうで、ポルトガルにはローマに行く前に寄って行ったようです。

伊東マンショ
千々石ミゲル
中浦ジュリアン
原マルティノ

皆ポルトガル名があり、このカテドラルにはそのポルトガル名が記載されていました。今でさえ「遠くまで来た」感がある場所なのに、当時の彼らにとっては本当に遠かっただろうな。よくここまで遥々日本から来たなぁ・・・と思いました。


ここにあるパイプオルガンは16世紀に作られたもので、当時はヨーロッパの中でも珍しかったのですが、それを4人は「弾いて見せた」と書いてあるものもあるし、「演奏を聞いた」と書かれているものもありました。

調べてみると、伊東マンショと千々石ミゲルはお坊っちゃまだったようで、マカオでパイプオルガンを練習していたようです。当時のエリート日本人はピアノをもう弾けたのかなぁ・・・?弾いていたら格好いい。しかし帰国してからの悲劇はまだ若い彼らには想像も出来なかったんだろうな・・・そんな思いを馳せながらカテドラル内を見て行くと、他のカテドラル見学よりもやはり思いが強くなるもので、ここのカテドラルには他の町のカテドラルにいるよりも自然と長く滞在してしまいました。

(※http://www.1mpages.com/ReviewTauckSpainPortugal.htmlより)


しかし400年以上の月日を経ても未だ存在し、今現在、自分の目の前に存在しているパイプオルガンが信じられない。空爆が主流だった第二次世界大戦に参戦しなかったポルトガルが得た遺産でもありますね。

少し話は逸れるのですが、日本で結婚式場巡りをしていた時に、式場の営業さんがドヤ顔でよく「こちら、ヨーロッパの教会からそのまま持って来た〇〇世紀のパイプオルガンです」などと言っていましたが、こんな大切なもの日本のよく分からないカトリックの信仰もない、牧師さんがバイトの結婚式場に持って行くわけないよね・・笑 果たして、あの営業マンはその話を本当に信じていたのか、それとも私たちが何も知らないと思って適当に言っていたのか、なぜか急にあの営業マンの顔が浮かびました。これを見せてやりたいと・・・笑


話を戻して、この写真の上に見えるのが外から大きく見える薔薇窓で聖母マリアを暗示しています。ゴシック建築の大聖堂などにはよくあるあの薔薇窓です。

聖堂の正面の主祭壇はやはり厳かな雰囲気に包まれていて息を呑みました。


もちろんカトリックの人たちはこういうツールストスポットへ来ても、お祈りを捧げている人たちがたくさんいますので、無神経に前までズケズケ出て行ってパシャパシャ写真を撮ったり、大声で話すようなことはしないように気をつけてくださいね。

エヴォラまで来る日本人は洗練されている方が多いので、変な日本人は見かけませんでしたが、リスボンなどではたまに変な行動をしている日本人を見かけるので要注意です。そして係りの方や他の人から話しかけられた時は無視せず目を見て何かしら答えましょうね。

ここのカテドラルの中を全部チェックした後は、テラスのようになっている屋根にまで登ってみました!

上まで行けるようになっていて、エヴォラが見渡せるのでとても綺麗!本当に「屋根」の上なので少しだけ足が竦みます。しかし、白い建物とオレンジ色の屋根と青い空というポルトガルらしいコントラストが目の前に広がっているのを見ると、感動するので是非登って見てください。リスボンとはまた違った地平線まで続くアレンテージョの大地を見渡すことが出来ますよ!


遠く離れたエヴォラで見つけた16世紀の日本人の足跡。やはりポルトガルと日本って食べ物、文化、歴史と、いろいろな形で繋がっているんだ・・・と実感したエヴォラ大聖堂Sé de Évoraでした。


ポルトガルへ旅行に行かれる方、是非エヴォラまで足を伸ばしてみてください!

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