2018年2月14日水曜日

Wabi Sabiが分かるポルトガル人

少し遅目にはなりますが、先日私が通っている茶道の社中の初茶会がありました。茶道はビギナー中のビギナーな私ではありますが、今日はそんな私が茶会で感じたポルトガルのことを書いてみようと思います。



中学校から女子校に通っていた私は、日本の伝統に学校で触れさせてもらうことも多く、英語教育にも力を入れていたので、「日本人のアナタたちは日本の心を知らなければ行けない」というようなことを学校で教わって来ました。

しかし、先生の言葉を信じて海外に行った時に日本の文化や伝統を見せるも、当時の外国人(英語圏の人)はポカーン・・・という感じ。ホストファミリーに和菓子を持って行けば吐き出され、日本の伝統品を持って行けば、定番の扇子以外には「ふ〜ん」という態度を取られ、なぜか他の留学生が持ってきた安っぽい韓国か中国のカラフルの掛け軸は壁にかけられ・・・

なんだ。先生が言うほど別に日本文化なんて感謝されなくない?各地から日本に帰ってきた友人たちと、「それより感謝されるのって化粧品とか手巻き寿司セットだよね」と言う結論にまで昔は至っていたものです。


そんな中学生の時に、何度も体験した「英語圏の人との温度差」からその後の海外在住の約10年間も、ずーっと「日本で騒がれるほど日本文化ってそんな海外(つまり英語圏)ではもてはやされてないと思うけど」と過剰に日本最高と推すマスメディアを見ては突っ込んでいました。(今でもやたらむやみに日本最高と言っているテレビは阿呆らしいと思い消しますが。)

しかし、そんな私の思いにポルトガルと繋がりを持ち始めてから変化が現れたのです。ポルトガルに行くと、

「ねぇ日本に行ってみたいんだけど、高いよね?」
「私、着物とかZENとか本当に好きなの」
「WABISABIの美しさって本当に素晴らしい」
「ハネムーン日本に行きたいんだよね」
「おせんべい一つ包む紙も美しくて日本のアートって究極だよね」

こんな言葉を色々な場面で聞くようになりました。

・・・あれ?なんだかとても興味を持たれている。

以前に比べて、ZENや日本が注目を集めるようになったのは事実としてあると思いますが、今まで私が住んできた国では大体、日本大好きな人たちってオタクとかコスプレイヤーとかアニメラブ的な人たちで自分とは普通に暮らしていたら交わらない人々であり、正直言葉は通じても話は合わないし、日本人イコールアニメやオタクと思われている場所が多かったので、そこはサブカルチャーなんだけどな・・・と少々不満に思っている自分がいました。

しかし、ポルトガルではそう言う日本の側面ではなくて、日本の伝統や文化を見てくれる人が多い!!!嬉しい。



この仕事を始めていくうちに色々自分の知識の幅や勉強も進んで行ったと共に、日本の和菓子って実はポルトガルからきているかもしれない?高山右近を始めとする、千利休の弟子がみんなポルトガル語の名前がある。え!すごい!!!なにこれもっと探って行かないと!という段階に入り、今私はお稽古の度に

「これって千利休がポルトガル人から影響受けたのかな?」
「ポルトガル人もこの茶室が表す四季に魅了されたのかな」
と探究心がウズウズするようになりました。

茶道で正式な時に出す、コンペイトウもポルトガルからきているし、和菓子はポルトガルの甘〜いお菓子から・・・全て諸説はありますが、私自分自身の中では全て辻褄が合い、この畳の空間は全てポルトガルへ通じている気がするようになってしまったのです。(ちょっとした職業病もありますね・・・笑)


モノには光と陰があることで深みが出ること。そして、金ピカではないものの中にも美しさはあること、この心とフィロソフィーをポルトガル人が理解できるのは、茶道がポルトガルの影響を大いに受けているからではないかと私は思います。もちろん主な由来は中国ですが、なんだかポルトガルが節々に見え隠れしないわけでもない。

   


私たち日本人がポルトガルへ行き、派手さはなく整備し切れていない、あの言ってしまったら少し寂れたポルトガルの街に趣を感じ、「哀愁を感じる」のはきっとこの深い深〜い歴史にルーツがあるのではないでしょうか・・・

今はまだ大雑把ではありますが、点と点が少しずつ線になってきている気がしてならないこの頃です。このようにして今回は、ポルトガルと日本の歴史の深みを抹茶の深みと共に感じた初釜となりました。

ポルトガル、まだまだ深い。これから先も長いお付き合いになりそうです。


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