2018年2月23日金曜日

ローザ家のポルトガル食卓


今日は久しぶりに友人のお宅のポルトガルの食卓を紹介したいと思います。

ポルトガルは食文化が色濃く、美味しいレストランもたくさんあるとここの記事でもよく説明していますが、友人の家に招いてもらって食べるディナーはいつも格別です。

本日お見せするのは友人ROSAS家の食卓。ポルトに住んでいる一家が招いてくれた時のディナーです。見ての通りデコレーションは至ってシンプル。お客さんが来るからと言ってそこまで豪勢に出迎える訳でもなく、いつもの飾らないスタイルで暖かく呼んでくれるのがポルトガルスタイルです。


フランスにいた時などは思わず「ワォ」と言ってしまうほど豪勢なテーブルによく招待されたものですが、クリスマスなどのイベント時は別として、ポルトガルでは普段友人などを招いて食べるディナーはこんな感じでシンプルに装飾されていることが多いです。

テーブルセッティングとしては、普段はテーブルの上は綺麗にしてあり何も置いてなくて、真ん中にカゴなどがありフルーツが置いてある家をよく見かけます。

そして御飯時になると机に置いてあったフルーツのカゴなどをどかし、テーブルクロスを敷いてご飯の準備を始める。日本だと割と、テーブルクロスは一日中敷きっぱなしの家庭も多いと思いますが、ポルトガルはご飯毎にテーブルクロスを出してきて敷くスタイルが主流です。

それでは早速どんなお料理を作ってくれたか見てみましょう!最初は定番のオリーブやチーズなどで雑談をしていると、まずはえびのガーリックとコリアンダー炒め、アサリのコリアンダーとオリーブオイル炒めが出てきました。


これは日本でいうアサリの酒蒸しっぽく、思いっきり日本料理に感じる一品ですが、ポルトガルでもこの料理はAmêijoas à Bulhão Pato ( ブリャオンパト )と呼ばれる伝統的料理です。決して私たちが来たから日本食を作ってくれた訳ではありませんよ!

毎回こんなことを言っている気もしますが、ヨーロッパの果てにまで来て日本食に似たものに次々と出会うのは本当に面白いです。

次はバジルとトマトのサラダにミートローフ。サラダはトマトにほんの少しの塩とバジルがかけてあるだけのスーパーシンプルなものですが、ポルトガルのトマトは太陽が燦々と降り注ぐ中育てられているので真っ赤で甘みもあり、とても美味しいのです!



ミートローフはドイツやオランダなどの伝統料理ですが、ポルトガルでも伝統料理ではないにしろ、食べられることが多い一品です。中身を開けるとジャーン!卵が入っています。



挽肉にタマネギのみじん切りしたものを混ぜ、卵やパン粉ななどをつなぎとして入れて作って行くのですが、これが美味しい!ポルトガルのスーパーにはスーパーの中にちゃんと肉屋さんのような肉コーナーがあり、そこで肉を選んで目の前で挽肉にしてもらえるので、挽肉でも安心して食べられます。

もちろん日本のスーパーのように既にパックにして売っている挽肉もたくさんありますが、少し探せばすぐにあるので利用してみるといいと思います。目の前でひき肉にしてもらえるのは本当に有難いです。


デザートはシンプルだけど美味しい卵ケーキ。ケーキ類は色々な添加物が入っていることが多いので、ポルトガルで手作りの素朴な味を食べると、こんな暖かい味があったのか・・・と毎回思います。見かけは地味でも味は最高。



日本でケーキ作りをする時は、皆見た目的にもゴージャスで「しっかりした」ものを作るというか、デコレーションも素敵な感じにされる方が多いので、家でケーキ作りをする人=スーパーワイフ!な感じがあると思いますが、ポルトガルの奥様は結構週末になるとよく焼いていて、見た目も普通に茶色だったり、材料を混ぜて焼くだけなシンプルケーキをよく作るので、手作りケーキが割と身近にあります。

このように、ポルトガルスタイルは全体的に見てシンプルで、所謂インスタ映えや写真映えはしないお料理も多い食卓ではありますが、ポルトガルの家庭料理の味は本当に格別!!!とにかく暖かみのある、そして日本人の舌に合うものが多いです。

ヨーロッパの料理や洋食を日本に持って来ると、オシャレなイメージを引き連れてやって来るのでイメージ的には近寄り難い感じになることもあると思いますが、ポルトガル料理は本当に気取らない質素で奥深い味がする料理が多いので飽きがこなくて最高です。

ポルトガル料理が気になる皆さん、是非ぜひポルトガルに足を運んでみてください。ポルトガルの食があなたを魅了してくれること間違いなしですよ。



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2018年2月14日水曜日

Wabi Sabiが分かるポルトガル人

少し遅目にはなりますが、先日私が通っている茶道の社中の初茶会がありました。茶道はビギナー中のビギナーな私ではありますが、今日はそんな私が茶会で感じたポルトガルのことを書いてみようと思います。



中学校から女子校に通っていた私は、日本の伝統に学校で触れさせてもらうことも多く、英語教育にも力を入れていたので、「日本人のアナタたちは日本の心を知らなければ行けない」というようなことを学校で教わって来ました。

しかし、先生の言葉を信じて海外に行った時に日本の文化や伝統を見せるも、当時の外国人(英語圏の人)はポカーン・・・という感じ。ホストファミリーに和菓子を持って行けば吐き出され、日本の伝統品を持って行けば、定番の扇子以外には「ふ〜ん」という態度を取られ、なぜか他の留学生が持ってきた安っぽい韓国か中国のカラフルの掛け軸は壁にかけられ・・・

なんだ。先生が言うほど別に日本文化なんて感謝されなくない?各地から日本に帰ってきた友人たちと、「それより感謝されるのって化粧品とか手巻き寿司セットだよね」と言う結論にまで昔は至っていたものです。


そんな中学生の時に、何度も体験した「英語圏の人との温度差」からその後の海外在住の約10年間も、ずーっと「日本で騒がれるほど日本文化ってそんな海外(つまり英語圏)ではもてはやされてないと思うけど」と過剰に日本最高と推すマスメディアを見ては突っ込んでいました。(今でもやたらむやみに日本最高と言っているテレビは阿呆らしいと思い消しますが。)

しかし、そんな私の思いにポルトガルと繋がりを持ち始めてから変化が現れたのです。ポルトガルに行くと、

「ねぇ日本に行ってみたいんだけど、高いよね?」
「私、着物とかZENとか本当に好きなの」
「WABISABIの美しさって本当に素晴らしい」
「ハネムーン日本に行きたいんだよね」
「おせんべい一つ包む紙も美しくて日本のアートって究極だよね」

こんな言葉を色々な場面で聞くようになりました。

・・・あれ?なんだかとても興味を持たれている。

以前に比べて、ZENや日本が注目を集めるようになったのは事実としてあると思いますが、今まで私が住んできた国では大体、日本大好きな人たちってオタクとかコスプレイヤーとかアニメラブ的な人たちで自分とは普通に暮らしていたら交わらない人々であり、正直言葉は通じても話は合わないし、日本人イコールアニメやオタクと思われている場所が多かったので、そこはサブカルチャーなんだけどな・・・と少々不満に思っている自分がいました。

しかし、ポルトガルではそう言う日本の側面ではなくて、日本の伝統や文化を見てくれる人が多い!!!嬉しい。



この仕事を始めていくうちに色々自分の知識の幅や勉強も進んで行ったと共に、日本の和菓子って実はポルトガルからきているかもしれない?高山右近を始めとする、千利休の弟子がみんなポルトガル語の名前がある。え!すごい!!!なにこれもっと探って行かないと!という段階に入り、今私はお稽古の度に

「これって千利休がポルトガル人から影響受けたのかな?」
「ポルトガル人もこの茶室が表す四季に魅了されたのかな」
と探究心がウズウズするようになりました。

茶道で正式な時に出す、コンペイトウもポルトガルからきているし、和菓子はポルトガルの甘〜いお菓子から・・・全て諸説はありますが、私自分自身の中では全て辻褄が合い、この畳の空間は全てポルトガルへ通じている気がするようになってしまったのです。(ちょっとした職業病もありますね・・・笑)


モノには光と陰があることで深みが出ること。そして、金ピカではないものの中にも美しさはあること、この心とフィロソフィーをポルトガル人が理解できるのは、茶道がポルトガルの影響を大いに受けているからではないかと私は思います。もちろん主な由来は中国ですが、なんだかポルトガルが節々に見え隠れしないわけでもない。

   


私たち日本人がポルトガルへ行き、派手さはなく整備し切れていない、あの言ってしまったら少し寂れたポルトガルの街に趣を感じ、「哀愁を感じる」のはきっとこの深い深〜い歴史にルーツがあるのではないでしょうか・・・

今はまだ大雑把ではありますが、点と点が少しずつ線になってきている気がしてならないこの頃です。このようにして今回は、ポルトガルと日本の歴史の深みを抹茶の深みと共に感じた初釜となりました。

ポルトガル、まだまだ深い。これから先も長いお付き合いになりそうです。


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2018年2月8日木曜日

ポルトガルからコンテナが到着するお蔵


先日ついにポルトガルからのコンテナが弊社に到着しました。

一昨年は入荷したオリーブオイルが余ってしまったため、去年は計算して少なめに入れようとなっていたのですが、実際それで仕入れてみると去年はロット入りのオリーブオイルDOPが大変な人気に!去年の最初に入荷したオリーブオイルが一気に売り切れてしまいました。

今までは「オリーブオイルはやっぱりイタリアが良い」なんて声も聞こえたのですが、最近はポルトガルのオリーブオイルの美味しさが浸透したのか、ポルトガルの国自体のネームバリューが上がったのかは分かりませんが、人気上昇中です。



ということで去年までは、完売状態だったのですが、またポルトガルから日本に到着したので、是非試して見てくださいね。

安定供給ができなかったことは輸入会社として、本当はしてはいけないことなのだけれども、安定供給に重きを置いてしまうと、私たちが1番反対している化学物質の混入に結びついてしまうので、そこは皆さんに理解して頂きたいと思っております。その上で皆がこのポルトガルのオリーブオイルの美味しさを分かってくれると思うととても嬉しいです。

と言うことで、今日は商品がポルトガルからどんな風にしてやってくるのか、ちょっとだけ到着の様子をご紹介。

ポルトガルについた時に「ポルトガルの匂い」があるように、実はコンテナが会社に到着するといつも、「ポルトガルの匂い」も一緒に到着するのです。



面白いでしょ?何のにおい?と聞かれても言葉では決して表すことのできないニオイです。ポルトガルや他の国に行った時に空港で「その国のにおい」って感じることがあると思いますが、まさにそのにおいを運んで来てくれる感じです。

只今ほのかにポルトガルの匂いに包まれているポルトドポルト。


これは最近大人気のワインのお供、パテシリーズ。去年は雑誌などでも取り上げられて大人気でした。



商品が保管されている「お蔵」は会社の上の方にあるので、最初は下にある親会社にトラックが到着します。そしてここから先は私たちのお仕事。フォークリフトでお蔵へ運びます。

上のお蔵へ到着したら次は違うハンドリフトで整理整頓。


ポルトガルから長旅を経てやってきた、たくさんの商品たち。ここで粗粗がないように慎重に慎重に・・・。そして完了したら、無事ここについてくれて有難う!と感謝しながら終了。

こうして皆さんへ届けられる商品は毎日、ここからお店やお客様の元に一つ一つ配送されるのです。

自分たちが遠く離れたポルトガルから選んで来た大切な商品が静岡のお蔵に到着する時は毎回感謝の気持ちでいっぱいになります。不思議な気分でもあるし、ここから皆に幸せを届けて行きたいというワクワクな気分でもあります。もっともっと皆にポルトガルのことを知ってもらいたい。

ということで今日は私たちの商品が、どのようにして日本にやって来て保管されているかの紹介でした。輸入会社は大きな倉庫にドンと入れて一括で配送しているところも多いですが、私たちはここのお蔵でしっかり面倒をみているので安心してくださいね。

1年記念の時にこのお蔵でポルトガルコンサートをやったのですが、また一般の方にも解放できる機会を設けて行きたいなと思っているので、こんなのやって欲しい!などという意見がある人はぜひメッセージお待ちしております。

それでは皆さん良い日をお過ごしください!


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